No　Title

空虚。

自分にかけているもの。

知人の日記で愛情、と書いてあった。

愛情は、かけるものじゃない。
いつも一定量。
注いで、注がれて。

あふれる前に、救い上げて。
枯渇する前に、注いで欲しい。

愛情の泉はクレーターへと。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

愛する男が死ぬとわかっていて、馬鹿なフリをする。

うちが泣いたら困るやろ？

そう言って、「うちはそこまでバカや無いよ」
そう言って、「うちは馬鹿やから」
そう言って。

今日の新撰組、始まって10分からずっと泣いてた。
何だか今日は朝から微熱でお昼まで音楽を聴いてたから。
勉強の合間に見ていたんだけれど・・
可愛い、優しい、愚鈍な、醜い女。
でも、愛される条件は揃っている。
人を愛せる人間は、愛される権利がある。

溢れるような微笑で、包み込むんだ。
愛される事より、愛する事を優先に考える女は、可愛い。
解ってたんだよね。
我慢してたんだよね。
きっと、一杯一人で泣いて、考えたんだ。
自分なりに、どうすればいいのかって。
大切な人を守るには、どうしたらいいのかって。

馬鹿だって、装う事凄く難しいんだ。
自分が馬鹿だって、わかってる人間は本当は賢しい。
美しいのは
無償の愛。
与える微笑。
愚かで、寂しい女だから、与えられる愛。

そんな愛を私は与えてみたい。

新撰組が終わった後。
泣き腫れた目を冷やす為に温めのお風呂に入った。
次々と、色々な事が頭をよぎった。
以前メイキングをTVで見て、見入ってしまった時の衝撃。
山南さんを土方が助け起こす場面。
知らずに見てた。
ただ、胸が痛くて、画面から目が離せなかった。

ぼーっと、ご飯を食べて日課をこなして
ゲームに入ったけど5分で落ちた。
落ちた途端に友人から電話がかかってきた。
「今日の新撰組見たー？」
友達の声を聞いて一気に涙が溢れてきた。

ああ、私、泣きたかったんだ。

暖かい人間の声が聞きたかったんだ。
優しくされたかったんだ。
あたしのことを見て。
あたしと話して。
他の誰かの代わりじゃない、あたしを愛して。
馬鹿で、間抜けで、そんなあたしを。

しばらく、ネットから遠ざかってみようと思った。
最近あまりパソコン使ってなかったけど。
今やらないといけないことを、いまやろう。
虚構の世界は、いつか裏側を見せつける。
現実は厳しくて冷たいけれど、いつでも、帰れる。

友達と話していて、何気ない会話が楽しくて。
ぱーっと盛り上がって、真剣な話なんてしなくて。
音楽とか新選組とか刀とか。
好きなものを好きなだけ話せる。
気兼ねも要らない。

夢から、覚めよう。
私は人間。
魔法も使えない、モンスターはいつも人間。
夢に、しがみついていちゃ、だめなんだ。