男って、本当に身勝手なのだな、と思った。

でも、愛しい。
甘える髪も、そのひげも、からだも、愚かな所も。
でも彼女は言った。
「Too Late」

信じろと彼は言う。
他の女を抱いたその手で彼女を抱く。
運命を信じるべきか、彼を信じるべきか。
いや。
そこに存在する愛の形を見据えて彼女は毅然と言い放つ。

「Get OUT」

泣いてすがった彼女はもう居ない。
浮気をしても、それでも彼女は彼を愛しつづけることが出来た。
何故か?
それは、彼女にとって些細な出来事だったからだ。
体だけの関係ではなかったから。
しかし、精神的に彼女を疑い、そして殴りつけたとき。
彼女の目は鋭く彼を捉えて、涙を流して愛を流した。

「アリス」は死んだ。

これはレビューではない。
ドロドロと腐った人の心を覗きたいなら、見るべき映画だと思う。
愛を欲して体を抱くのか。
体を欲して愛を解くのか。
自分にとって何が一番大事なのか。
それを知りたいなら、是非。

あたしたちは希薄で軽薄だ。
あのダンのように。

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