ようやく終わった私の恋。

何か少し吹っ切れた気分。
素直に、彼が幸せになれるように祈れるようになった。
いや、今幸せであるといいな。
いや、きっと幸せなんだろうな、と、思う。

だから、もうここにも彼の事を思って書くのを辞めようと
何度目かの、決意。
でも、今度は出来る気がする・・・
言葉がうまく出てこない、それが答えだろうから。

想いは想いのままで
何かが変わったわけでも終わった訳でも無いんだ
ただ、形が変わっただけ。
愛している、それは変わらない事実。
でも、愛される事は無い、これも変わらない現実。
ひとしきり、泣いて、全身で人を愛せた事。
そして愛するが故に傷つけて、彼を困らせた事。
何かが変わった音がした。

ようやく、どこかで音がしたんだ
ようやく、何かが変わったんだ
夜明けの街、大勢の人の中で
ふいにあたしはその音を聞いた
生きていける
あたしの声じゃない何かの声が聞こえる
夏は終わった、って。

あたしの二年間の夏
初めて心に秋風が吹いた
こんなにも涼しくて優しい風
次に人を愛する時は、優しい春風のように彼を包もう
私の性格じゃ難しいだろう
何度も何度も繰り返しそうになるだろう
それでもいいんだ
不器用なあたしは刃を振りかざしながら歩く

二年間のあたしの夏
懐かしい、と思えるようになったのは
だれかが助けてくれたからでも時の流れで薄れたからでもない
何かが変わった
誰かを愛して、終わった恋じゃないから
これが本当の終わり方なんだろう、と思う

でも忘れない
自分が愛した事も
自分が愛された事も
沢山注いで貰ったキモチも、言葉も、想いも、全部。
幻なんかじゃなかったんだ
それも、事実。

ありがとう
貴方を愛せて本当に良かった
貴方が愛してくれて本当に良かった
貴方に会えて本当に良かった
貴方は沢山の幸せをこれからも私に与えてくれるのです
貴方は沢山の愛を私にくれたのです

初めて、心から思えた

幸せでいてください

幸せになってください

私も、幸せになります。
彼が教えてくれた沢山の優しさを忘れないで
これからは生きていけるよ
これが最後の彼へのメッセージ。
永遠に届く事のない彼への最後の思い。

ありがとう。
愛していました。
これからも
貴方の言葉を胸に幸せになります
出来る限りもがいて、生きて
必ず、人を愛します。
貴方を愛した以上に人を愛せた時
見守っていてくれた貴方という存在を感じなくなった時
その時が、私の本当の恋なのでしょう

失恋。
何度目かの失恋。
でも、今度は違う。
ようやくトラックの上まで這い上がれた
今はここで泣いていてもいい
誰かに追い越され、踏まれてもいい
あたしを掻き分け進む人たちがいても
あたしはここから降りることは無い
立ち上がれなくてもいい
這って行く事も出来なくてもいい
ただ、ここにいれば

気がつけば愛された自信に溢れた自分が残っていた
今日が、スタートラインだ。

コメント

nophoto
あき
2012年9月2日7:00

今、好きな人がいます。私を好きになる事はないのに、好きで好きで苦しくなります。わたしも幸せな恋が出来るように泣いて精一杯前を向いて頑張ります。

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