同一化

2007年7月24日コメント (1)
暑さが厳しくなってきました。

シャツのはためく裾
流れる汗
袖から覗くその腕
風が君の髪を揺らすその景色

目に浮かぶようです

ねえ
覚えていますか?

かき氷を持ったまま
君の腕
震えているように
見えたあの夏

あの時君は笑ってボクに
「つめたいね」
と、言ったんだ

その言葉


ボクにとって
許しの言葉
に思えたんだ

ボクは君を大事にしていた?
ボクは君を冷たくした?
ボクは、君の暖かい、細い腕に
そっと手をおいたね

まるで
きみが
ぼくで
ぼくは
きみで
きみと
ずっと

「・・・あたたかい」

そっと振り返った君の目に
遠くの空が映り込む
そっと振り返った僕の眼に
近くの君が映り込む

あぁ、そうか

ボクは唐突に理解した

遠くの空
近くの君
ボクはずっと
君の目に映る
その空を愛した
君はずっと
君の目に映る
その空を見つめた

ボクは近くの君を愛した
君は遠くの空を見つめた

ボクは今とても遠くの空にいます
はためく裾
翻す袖
君の目に映るものを探しに
空へと飛び立つために

君の目に映る空に

コメント

fiona&Aurélie
フィオナ
2007年7月26日13:13

深悠さん、こんにちは。

私の日記・・新しくなったので、
良かったらもう一度リンクして
いただけますか?

・・よろしくお願い致しますね。

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